今治市・しまなみ海道から発信するインキュベーションプログラム

BCU

「今」を切り拓け!

超ビジョン×超実践プログラム

「Bari Challenge University×774-nanashi-」募集開始

この度、BCUでは「774(nanashi)-Field Learning-」(※)とのコラボレーションで「BCU×774プログラム」を開催することになりましたので、参加者の募集を開始いたします。

※これまでに1500名を超える起業家やチェンジメーカーの育成・輩出をしてきた認定NPO法人ETIC.と、スペイン・バスク発、世界中でユニークな起業家教育を展開するMondragon Team Academy JAPANが共同プロデュースする超実践プログラム。

今はまだ、名もなき若者の皆さんの挑戦をお待ちしています。

■詳細はこちらから(FC今治公式note)

インキュベーションプログラムについて

❶ 開催地:『いまばり』 愛媛県今治市
日本最大の造船会社を有する等、地の利を生かした産業を生み出している街であり、最近では今治タオルがブランドの再構築に成功して世界的なブランドとして確立され、『いまばり』の知名度も上がってきております。また、スポーツ振興に関しては、CNNではしまなみ海道が『世界で最も素晴らしいサイクリングロード』に選ばれ、国内外から年齢層・性別問わず多くの人たちが訪れるサイクリングの聖地となるなどスポーツツーリズムの先駆けとなっています。加えて、サッカー界を変える革新的なプロジェクトを始めた元日本代表監督の岡田武史が率いるFC今治が活動する等、新たなチャレンジを生み出す土壌があるまちです。


❷ 新しいチャレンジを生み出すプラットホーム
次代を担う若者と時代を切り拓いた先駆者がこの『いまばり』に集い、数々の刺激的なセッションを通じて、心の豊かな未来を担う人材を育成します。『いまばり』で育った人材は世界中の若者を巻き込んで、地域を牽引するリーダーとなります。

学長あいさつ

(株)今治. 夢スポーツ代表取締役会長
Bari Challenge University学長実行委員会学長
岡田 武史

FC今治を運営する株式会社今治.夢スポーツは、単にサッカークラブの経営をしているだけではありません。
私たちは「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する。」という企業理念を掲げ、スポーツ/健康/教育事業を通じた様々なチャレンジをするチームです。
Bari Challenge University(BCU)は、企業理念の体現のために教育事業の一環として2015年に開始した、社会変革者を生み出すためのワークショッププログラムです。
全国から若者が今治に集まり数日間生活を共にする中で、夢にチャレンジするキッカケを作る。FC今治アドバイザリーボードもBCUに参加し、若者の挑戦を全力で支援する、そんな活動です。毎年夏に開催し、これまでの3年間で約250名の卒業生を輩出してきました。過去のBCUでは、たった数日間のワークショップでも大きく成長する若者を目の当たりにしました。そしてその後もBCUの卒業生が全国で活躍している事を耳にするにつれ、私自身もやりがいを感じるとともに、我々の企業理念に沿っているこの活動を続けなければという使命感を強く覚えています。
そこで、これまでは行政や経済団体/民間企業を中心に実行委員会を組成し運営を行ってきましたが、4回目となる今年からは、FC今治を運営する(株)今治.夢スポーツの事業としてスタートし、BCUを更に進化させることを目指します。BCU全体の企画や運営も、BCUの卒業生の有志に担ってもらうことになりました。彼らがBCUを経験して良かった事や物足りなかったことなど熱い議論を重ね、今年からは新たな形、BCU2.0として新たなフェーズに入ります。募集する参加者の人数は過去より縮小しますが、その分、期間を1週間に長くし、さらには事前研修の場も設ける事で、より中身の濃いBCUを目指します。
これからの若者は、ロールモデルのいない未知の世界を生きていかなければなりません。その時に大切なのは、主体性を持ち、自分の人生を自立的に生きる力です。
このBari Challenge Universityでは、その力を存分に養ってほしいと思います。
私も、そしてアドバイザリーボードも、楽しみにしています。

FC今治アドバイザリーボード
(バリチャレンジユニバーシティ講師)

青野 慶久

サイボウズ株式会社 代表取締役社長

(昨年のBCUに参加した感想)
3度目の開催は、序盤の進捗が思わしくなく、ハラハラしておりましたが、終わってみれば今までで一番、学生の成長を感じられたBCUとなりました。運営に関わったみなさま、お疲れ様でした。これからのBCUには、さらに一歩踏み込んだ「実践」を期待しております。BCUで出たアイデアをぜひ実践フェーズに移していきましょう。私たちアドバイザリーボードも最大限協力いたします。閉塞感のある日本において、次世代を担う若者たちが知恵を絞り出し、社会を変えて行く一つの流れになればと、今後にも大きく期待しております。

国谷 裕子

キャスター

(昨年のBCUに参加した感想)
実現不可能と思われる大胆な目標をたてそこにむかっていくことを”Moon Shot"と呼ぶようになった。地域社会が抱える課題に加え気候変動がもたらす影響が重なり解決が求められる問題は複雑さを増している。そうした中で自治体、企業、市民社会と若者たちのコラボレーションが課題解決の鍵とされる。BCUはこれから求められる連携のモデルにも見えた。BCUはMoon Shotに挑んでいこうという人々をつなぎ有機的に支えていく一つの場になっていくのだろうか。そうなってほしいと思う。

小泉 泰郎

株式会社FiNC 代表取締役副社長 CFO兼CSO

(昨年のBCUに参加した感想)
学生についてはいつもながら学びの多いとても良い機械だったと思います。普段と違う人たちと接し、色々な視点を学べることの大切さを知ってもらえたらと思います。プログラムについては、今回はしまなみを自転車で渡ったりして導入部分は良かった思う一方で、前半はスローな展開だったと思います。後半は良い展開になっていくつか面白いプロジェクトが出てきたので、やはり3年やってきて蓄積が出てきたのかなと思います。初回から申し上げていますが、海外の視点が弱すぎます。今週も天津ダボス会議に参加して、全員が英語、一部中国語での通訳という現実を見ていると、BCUの取り組みがさらに発展するためには参加者、オーガナイザーの多様性を上げる必要があると強く感じています。

鈴木 寛

東京大学教授 慶應義塾大学教授

(昨年のBCUに参加した感想)
例年以上に、学生・生徒共に活気のある議論を繰り広げており、盛況でした。具体的な課題を自分ごととして考え、コラボレーティブに解決策を探って行くことは、不確実な時代を生き抜いて行く上で必須だと感じています。今後BCUの参加者が社会の担い手となっていくことを楽しみにしています。

田坂 広志

多摩大学大学院教授 元内閣官房参与

(昨年のBCUに参加した感想)
小生の最後の講演でも伝えましたが、このBCUがめざしているのは、今治地域の地域起こしを通じて、全国各地の地域起こしのモデルを創出すること、そして、その活動を通じて、日本の未来を切り拓く「若きチャレンジャー」を育成することです。BCUには、高校生から社会人まで、全国から志を抱いた人材が集まっていますが、 我々の夢は、この今治BCUが起点となり、全国各地から無数の「変革リーダー」が生まれ、それらの人材が、この日本の、そして世界の変革に取り組む時代を切り拓くことです。この時代に、この日本に生まれたということは、世界77億の人々の中でも、最も恵まれた人間として生を享けたことを意味しています。その自覚と感謝を、志と使命感へと昇華し、これからの人生を歩まれることを。

中島 正樹

経営コンサルタント MN&Associates代表

(昨年のBCUに参加した感想)
今年も学生たちが3日間の議論に注ぎ込んだ熱量は凄まじく、素晴らしいプランがいくつも生まれました。私も感動と大きな刺激をもらいました。ワークショップを通じて全員が、個人の意見の対立を超えてアイデアを一段高いレベルにまとめ上げる<チームの原風景>を胸に刻んだことと思います。また、単に「街をにぎやかにする」という発想を超えた、「地域の高校をなんとか存続させたい」といったコミニュニティへの提案は、最終発表を聞くために集まった多くの参加者の<心>に届きました。今後もBCUが、志を抱く若者たちが「社会問題を解決するには? と知恵を絞り、「今治から世界へ」と飛び立つ取り組みの<起点>となることを強く期待します。私も引き続き応援します。

藤沢 久美

シンクタンク ソフィアバンク代表

(昨年のBCUに参加した感想)
毎年、BCUに参加して、学生たちの目覚しい成長に、胸が熱くなる。初めて出会った学生たちが、いつもとは違う環境で、自己主張をしたり、戸惑ったり、ふてくされたり、様々な表情を見せながら、チームの仲間と一丸になって、輝いていく姿は、眩しい。たった一晩で、見間違えるほど成長した学生たちには、ずっと今治との縁を繋ぎ続けて欲しい。そして、BCUでの悔しさや喜びをずっと忘れないでいてほしい。いつか、BCU卒業生たちのネットワークが、国を動かすネットワークになっている日を夢見てる。

間野 義之

早稲田大学スポーツ科学学術院教授・博士(スポーツ科学)

(昨年のBCUに参加した感想)
2019・2020・2021 と世界のビッグスポーツイベントが世界で初めて同一国で連続開催されるゴールデン・スポーツ・イヤーズを迎えるなか、スポーツによる地方創生は絶好のチャンスとなります。 今回の提案の多くは、スポーツをラテン語の語源であるテポルターレである「気晴らし」と捉えて気球からeスポーツまで、ユニークなプロジェクトが発案されました。各チームが、デポルターレによる社会課題解決を地域の活性化につなげる思考を試みた事は、特筆に値します。2024年パリ大会では、ユヌスセンターを立ち上げて、アスリート×若者×テクノロジーで3ゼロ(失業、貧困、炭素排出量)の達成を目指しています。今後のBCUでも具体的なKPIの設定も検討してみたいと思います。

宮城 治男

NPO法人ETIC.代表理事

(昨年のBCUに参加した感想)
BCUは、若者たちが思いをもって集い、学び、考え、刺激しあい、そしてあらたな行動を起こして行く、まさにこれからの大学のあり方を示して行くような場に育ってきていると思います。そして、今年はさらに今治の地域の皆様も積極的に参画くださり、若者と地域の繋がり、希望と変革を生み出していく、地方創世のあらたなモデルにもなりつつあると思います。みなさんもここでの出会い、気づきを大切にして、BCU卒業生としての誇りをもって、どんどん自分なりの挑戦をし続けてください。ご活躍を期待しています。

藻谷 浩介

株式会社日本総合研究所 主席研究員

(昨年のBCUに参加した感想)
参加の学生諸君、スタッフの皆様、たいへんにお疲れ様でした! 今回私は、最終日の最終発表会のみに参加したため、昨年に比べて発表内容がぐんと良くなっていることに驚いたのです。何をやるかがより具体的で、地域の活性化にどうつなげるのかという意識も昨年よりは高く、それから何よりも各グループ内の地元高校生が生き生きとしていました。高校生も立派だし、彼らを前に出すように仕向けた大学生側も立派でした。そして、前の晩までは著しく出来が悪かったのだという話を聞いて、二度驚くことになりました。内容一新を実現させた岡田オーナーとアドバイザ各位(私以外)の指導力に、深く敬意を表します。来年も楽しみにしております。

運営事務局の想い

皆さんと同じ時代に生まれた私たち運営事務局メンバーの素直な想いです。

平成生まれの私達は、バブルがはじけると同時に生まれてきました。
その瞬間から、テレビのニュースに、または大人達との会話の中で、刷り込みのように不安を煽られ続けてきました。
まるで大変不幸な時代に生まれてきたかと錯覚する程に。

「希望」と正反対の場所にいるような私達は、現実の世界に対してこのように思います。

・デジタルイノベーションの襲来に、本気で打開策を見出そうとしない大人達。
・あれだけ努力した就活後に見たのは、信じられないほどに旧態依然とした企業体質。
・まるで真剣に日本を創っていこうとは思えない、国民よりも内輪の論理を優先する政治家たち。

目を覆いたくなるような世界で、私たちは必死にもがいています。
そして私たち以外にも、諦めずに生きる多くの仲間がいると信じています。

私たちはBCUを通して、真剣に生きる若者と出会いたい。
皆さんと共に、これからの時代を本気で作っていきたい。
そんな想いで作り上げた、私たちのBCUです。

どうか本気で挑んで頂けたらと思います。私たちも最後まで本気で向き合っていきます。

運営事務局一同より

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